保守化

このところ、考え方が急速に保守的になってきている。国粋主義者になったとかそういう意味ではない。
より安全を求めるようになったし、確実さを求めるようになった。
また、利害の対立があるということを十分に知り、誰にとってもよいものというのはないのだということがわかってきた。そのなかで、妥協点を探ることが大切なのだと感じるようになった。

何か大きな理念なり理想のようなものがあって、それを達成していくことが素晴らしいという考え方から、その理想や理念自体が、間違っているかもしれないという考え方に変化した。


政治的に言う「保守主義」というのは、こういうものなのだと理解している。人間が考える理念なり理想なりというのは、間違っているかもしれず、無理にそれを実現しようとすると、悲惨な結果を生むかもしれないという考え方だ。
それよりは、今の状態を少しずつ調整していき、少しでもよいものにしようとしていこうとする考え方である。

分からず屋のつまらない大人になったということなのかもしれない。それはそれで仕方がないことなのだろう。